情報処理安全確保支援士試験に挑戦中!!

資格試験

ご無沙汰しています。
かなり久しぶりの更新となっていますが、その間に挑戦した資格試験について書いていきたいと思います。

挑戦した資格は「情報処理安全確保支援士」です。
・・・え、し、知らない・・・・まあ、そうですよね。

とりあえず、スタートです!!

どんな資格

”情報処理安全確保支援士”は、情報セキュリティの国家資格です。

特に、情報セキュリティに対する知識、技術を有していることを証明するためのもので、独立行政法人情報処理 情報処理推進機構(IPA)が実施している情報処理技術者試験のおいて最高難易度のグループであるレベル4に位置づけらてれています。また、国内での情報セキュリティ関連資格の中でも最難関のものとなっています。

情報処理安全確保支援士試験に合格し、IPAに登録すると情報処理安全確保支援士として名乗ることができるようになります。情報処理試験初の「士業」として注目を集めています。

情報セキュリティに関して高度な知識・技能があることを正式に認めたことになり、名刺に支援士であることを記載することができます。

試験について

試験は、毎年4月と10月に開催されています。科目、出題方式などは以下のとおりとなっています。

問題試験時間1試験時間2問題数解答数出題形式配点合格点
午前Ⅰ9:30~10:2050分30問30問四肢択一100点満点60点以上
午前Ⅱ10:50~11:3040分25問25問四肢択一100点満点60点以上
午後12:30~15:002時間30分4問2問記述式100点満点60点以上

午前Ⅰは、高度情報処理試験共通の問題が出題されます。問題自体は応用情報技術者試験の午前Ⅰの問題(80問)からピックアップされています。かなり広範囲な分野からの出題がされており、さらにレベル3の応用問題となっているため、難易度は高めでしょう。
具体的な内容としては、テクノロジ系(応用数学、データ構造、ハードウェア、情報セキュリティなど)、マネジメント系(プロジェクトマネジメント、システム監査など)、ストラテジ系(システム化計画、業務分析・データ利活用、会計・財務など)の3分野となっています。

午前Ⅱは、各分野満遍なく出題されていた午前Ⅰはと打って変わって、情報セキュリティ分野に特化した内容が出題されます。
25問中およそ7割が情報セキュリティ分野の内容となりますので、より情報セキュリティの知識・技能を中心に学習する必要があります。

午後は、各設問およそ8ページに及ぶ文章問題を読みそれに対する問題に記述式で解答する方式となっています。一部選択する問題もありますが、配点が高いのはやはり記述の問題となっています。ただし、完全に正解をかけなくても一部内容に正解があれば部分点がもらえることもあるようです。

配点については100点中60点以上とれば、合格となります。
ただし、午前Ⅰを60点以上取れていない場合、午前Ⅱを受験し60点以上となっていても採点されません。また、午前Ⅰを60点以上取れており午前Ⅱは60点未満の場合、午後を受験し60点以上となっていても採点されてません。つまり、各問題全体で6割以上の得点を獲得しない限り合格になりません。

情報処理安全確保支援士試験を受験した理由

私がこの資格を目指した理由は、仕事で情報システム整備などに関する業務を行っているため、体系的な知識の習得と、これまでの業務経験を何か形にしたいと思いチャレンジしました。
また、近年情報セキュリティに関する事案が多発しているため、今後の業務でも必ず必要となる知識だと確信したためです。さらに、仕事の関係でどうしても取得しておきたい資格であったことが挙げられます。そして、受験を決めたのが2024年12月頃になります。

今回の受験における前提条件

ただ、情報処理安全確保支援士試験の合格率は過去の受験者数の推移からみても20%以下となってますので、かなり難しい試験です。

IPAが公開している情報では、令和7年春試験の応募者数は、22,645名となっているそうです。
ただし、受験者数になるとこの数値より下がります。年により変動はありますが応募者数のおよそ6割が実際受験するようです。
そのため、指定された会場に行くだけでもまずすごいことだといえますね!

私が受験した試験会場では、およそ半分の人数しか実際受験者がいませんでした。自分もそうですが仕事しながらの受験となるとかなり大変なので、勉強できなかったり用事があったりと申し込んだが試験を受けるのを諦める方もそれなりにいるようです。

そのため、そこからさらに合格者となるとさらに人数が絞られるということになります。

今回は、初めて情報処理安全確保支援士試験を受験しました。試験内容を事前に確認した結果、午前試験だけでも合格ラインまで到達するのに数か月かかると予測し、午後試験の合格は諦めて、「午前試験の合格」を目標とすることにターゲットを絞り学習を開始しました。

勉強方法

ネットで試験対策についていろいろ調べたところ、今回の受験対策は以下のとおりとしました。

  1. 過去問を中心に解く
  2. 過去問1周目から詳細を調べない
  3. ネットの情報で知識を補完

過去問については、情報処理関係の試験を受験するときにおなじみの「過去問道場」を活用しました。
これは、実際自分もやってみて思いましたが、情報処理関係の資格試験で神サイトだと強く感じました。

午前試験は過去問題からだいたい出るようなので、いかに過去問に多く触れるかが重要です。
そのため、過去問道場は、場所を取らずにスマホやPC等ですき間時間で学習できます。
さらに、解答もしっかりついているのですぐ自分の間違いを修正できます。

ただ、初学者は、過去問の1周目が一番キツイと感じるため、どれだけ根気よくかつ最速で1周目を終わらせるかがカギになります。分からない問題もまず解答を見てある程度理解できた時点で次の問題へ行くことで、まず1周目を終わらせることに重点を置くことが必要です。
1周目が終われば2週目は見たことがある問題なので、解きやすくなりますし、ミスした問題の解答も詳しく調べても理解しやすくなります。

なお、午前Ⅰ試験の対策には、応用情報処理技術者試験の過去問道場を、午前Ⅱ試験の対策では、情報処理安全確保支援士の過去問道場を利用しました。
午前Ⅰ試験は応用情報処理技術者試験の午前Ⅰ試験の問題の一部が出題されます。

また、過去問道場の解答を見てもわからない場合は、YouTube、google、AI(ChatGPT、Perplexity)を活用し知識の補完を行いました。

特に効果があったのはYouTube以下のチャンネルです。

  1. まさるの勉強部屋
  2. リス履修-IT情報処理学部-

1のまさるの勉強部屋は、情報処理安全確保支援士で出てくる用語や技術について、初めて学習する人でもわかりやすく教えてくれますし、午後試験の問題解説をラジオ感覚で聞くことができます。

2のリス履修-IT情報処理学部-は、特に午前Ⅱ試験対策に効果が絶大でした。午前Ⅱ試験の令和6年秋から11回分の問題を聞き流ししてくれる動画は、神動画です!!
正直、私はこれを聞くだけで午前Ⅱ試験は合格ラインに到達しました。
【SC/聞くだけ過去問】午前Ⅱ 情報処理安全確保支援士試験(SC)【令和6年秋期から過去11回分まとめ】
午前Ⅰ試験があまりにも広範囲で出題されること、過去問の問題数が多くこなすのに時間がかかることから、午前Ⅰ試験の過去問解答にかなりの時間を費やしていました。そのため、午前Ⅱ試験の過去問に取り組むタイミングが当初より遅くなりました。
しかし、上記の動画を見つけたことにより、通勤時や暇な時間で聞くことで、問題と解答に慣れることができ、いざ午前Ⅱ試験の過去問道場を開始したら、1周目でおよそ8割の解答率となりました。
耳学は侮れません!!

最終的に、過去問道場の解答状況は以下のとおりとなりました。
左図は午前Ⅰ試験対策の結果で、およそ65%の正解率、右図は午前Ⅱ試験対策の結果で、およそ85%の正解率となっており、この状況で受験しています。

上記でも書きましたが、午後試験対策はほとんどやっていません😣
ほんの少しだけですが、まさるの勉強部屋で午後試験の動画を見てどのような感じで出題されるのかさわりだけ確認しました。

最後に、小さいことですが、以下の点については必ず事前に確認していきましょう。

  • 受験票が届いているか、個人情報に間違いはないか、写真を貼り付けたか
  • 試験で必要な筆記用具等はすべてあるか
  • 受験場所はどこか、そこまでの交通機関や代替手段について確認したか
  • お昼はどこでかうのか、どこでたべるのか、飲み物は準備できたか
  • 実際の過去問用紙と答案用紙を確認し、どのように記載すればよいのかイメージできたか

当たり前のことですが、これらは事前に確認することで、当日不測の事態が発生してもリカバリーできるようになります。
特に重要だと感じたのは、最後の項目です。スマホやPCなどで過去問を解くと、実際の試験では紙の答案用紙にマークしたり記述したりすることになりますので、どのような形式で出題されるのか、解答用紙はどのような形なのかは、事前に情報収集することで、不要な不安を事前に無くすことができ、問題を解くことに集中できますので、是非意識して確認してください。

試験当日

試験は9:30から開始のため、9:00前には試験会場に到着。公共交通機関の遅延対策です。
事前にトイレも済ませ、いざ受験会場へ

大きな会場であったため、およそ20か所の部屋で情報処理技術者試験を実施していました。
私のいた受験会場においては、集合時間になっても半分ほどの受験者しか集まらず、午前Ⅱ試験、午後試験の開始時に数名がいなくなっていました。

やはり、実際に受験会場へ来るだけでも自分をほめてもよいのかもしれません🤗

試験会場の雰囲気は、かなり静かでいわゆる受験の雰囲気そのもの
これについてはこれまで何かしらの試験を受験されてきた方は気にすることはないと思います。

ただ、各試験の間にある休憩時間ですが、30分ありますが、結局諸注意を毎回読み上げるため20分前には席に着くように指示がり、実質10分間の休憩しかありません。お昼休憩も1時間ありますが、20分前には席に着くように指示があるため、実質40分間しかありません。あまり休憩中にいろいろなことをしようとせず、穏やかな気持ちを保てるようにすることに注力し、次の試験に備えた方がよいと感じました。

試験に対する個人的な感想

今回の午後試験は内容が過去一難しくなっているという噂があり、過去問で対策した意味がないなんて意見もあるほどです。そのため、ほぼ午後試験対策していない身としては、難易度や出題傾向等わからないまま解くことになったので、そのような精神的ダメージがない状況で試験に臨めたのは結果的のよ

令和7年春の情報処理安全確保支援士試験を受験した結果について、個人的な感想となります。

結果としては、以下のとおり。IPAの解答を基に採点していますが、合否発表前なのであくまでも自己採点です。

  1. 午前Ⅰ試験 : 正解数21問/問題数30問 正解率70%・・・合格
  2. 午前Ⅱ試験 : 正解数20問/問題数25問 正解率80%・・・合格
  3. 午後試験 : 4問中2問解答・・・結果は不明(記述式かつ、現時点でIPAの解答は未公開)

今回目標としていた、午前試験の合格には何とか到達できたので、ほっとしているところです。

午後試験についてですが、はほぼ対策を取っていませんでしたが、次回試験での完全合格を目指しているため、午後試験まで受験しました。
4問中2問選択し解答欄はすべて埋めましたが、大した手応えもなかったので、ほぼ不合格だと感じています。ですが、実際現地で試験を受けて雰囲気がわかったのは大きな収穫です。

まとめ

今回は情報処理安全確保支援士試験を受験したことについて話をしました。
これまでの話をまとめるといかのとおり。

  • 情報セキュリティの知識と技術の習得のため受験
  • 情報処理安全確保支援士は国家資格で情報セキュリティのプロ
  • 今回は午前試験の合格を目指す
  • 試験勉強の教材はネット上の情報のみを活用
  • 過去問をメインで学習
  • 結果として、午前試験は合格している模様、午後試験はほぼ✖

今回は難易度最高ランクの情報処理試験である「情報処理安全確保支援士試験」を受験し、これまで挑戦してきた試験と比較してもかなり難しく厳しいものとなりました。

しかし、目標としている午前試験の合格を達成できそうですので、次回の試験では完全合格を目指し、午後試験対策を開始していく予定です。

今後、合格発表がありましたが、結果を報告したいと思います。また、次回試験に向けた状況についても発信できればと思いますので、楽しみにしていてください。

ではまた!!

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